あなた最初からやたら自分を卑下して
あたしを持ち上げてたわね
…
どうして
わたしが片思いしてる男は
あなたに寄り添っているの?
…
今傷ついているのは
勝ち組のはずの
私のほうでしょ
…
「自分が常に傷つけられる側にいる」
だなんて思ってんじゃないわよ
あたしを持ち上げてたわね
…
どうして
わたしが片思いしてる男は
あなたに寄り添っているの?
…
今傷ついているのは
勝ち組のはずの
私のほうでしょ
…
「自分が常に傷つけられる側にいる」
だなんて思ってんじゃないわよ
やわ男とカタ子 1巻 | 愛さん
名言シーンの補足
合コンで出会ったバイセクシャルの「小柳」と、
アラサー喪女の主人公『藤子』(お互い無自覚だが好意あり)が
藤子の今後のために予習と称して擬似デートをすることになった。
しかし、
「小柳」が電車で高校時代の元カノ、愛に遭遇し、ひょんなことから3人で水族館に行くことに。
できることならもう1度やり直したいという美人な愛に圧され、
彼女に協力することになった『藤子』は、
水族館を回っている際、
自分と美人な愛を比較し自分を卑下して愛を持ち上げるような発言をした上、
選ばれるのは自分ではないと辛い気持ちを抱えながら、
2人きりにするために体調不良と嘘をつき帰ろうとする。
しかし、
「小柳」が彼女を送る際、
(最初の擬似デートという設定通り)“彼女“を1人にはできないと発言。
それを聞いた愛が、協力するといったではないかと怒るが、
『藤子』はそれに対してまた自分を卑下して言い訳をする。
この矛盾。
「小柳」は片想いしている自分ではなく、『藤子』に寄り添っている。
選ばれているの『藤子』で傷ついているのは愛。
愛は、泣きながら怒りをぶつける。
「自分を卑下して常に自分が傷つけられる側だと思うな」と。
自分に自信がなく人のことを羨むことが多かったけど、
どんな人でも悩み事があるし、
辛いこともあるということを改めて実感。
「人と比べるのではなく自分の中でのベストを見つけるべき」だと
少しずつ思えるようになってきた。
また、
自分だけが辛い思いをしているという考え方に囚われ、
相手の感情を見落とすことがあってはいけないと
改めて気をつけなければと考えるようになった。