恥じてははらぬ!!
胸を張ってこの大奥で上様にお仕えせよ!!
胸を張ってこの大奥で上様にお仕えせよ!!
大奥 13巻 | 大奥総取締滝山
名言シーンの補足
陰間(男娼)だった滝山は老中伊勢守の目に止まり大奥に入り、
13代将軍家定の大奥総取締にまで出世する。
陰間の出であることや伊勢守の妾という噂が飛び交うが
人を見る目と才覚で信頼を得ていく。
大奥に集まる男たちは
事情を抱えており自分の立場を卑下し諦めている者ばかり。
家定が新たな御台(夫)を持つことになったとき、
自分の素性を明かした上で、皆を鼓舞する場面のセリフ
自分がやっている仕事が、
やりたいことにつながるのか。
そもそも誰かのためになっているのかなど意味を見出せず、
諦めたほうがいいと思ったときがありました。
でも、自分の思いを信じて真摯に向き合うことで
陰間(男娼)から大奥総取締にまでなった滝山の「恥じるな」という言葉は
どんな小さなことでも恥じず、胸を張って取り組むことの大切さ
を思い出させてくれました。